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「ちょっ!何してるんですか!」
どうにか体に隙間を作りたくて足で蹴り上げようともがいてみる。脚丸出しではしたないと言われようが構うもんか。
「だから限界なんてとっくに超えてるって言っただろ。」
「待ってこの状態で喋らんとって。」 https://www.easycorp.com.hk/blog/profit-tax-return-in-hong-kong/
着物越しに吉田の吐息の熱が伝わってきて落ち着かない。とにかく離れて欲しい。三津は足をばたつかせて必死に抵抗した。
「駄目,我慢して。」
吉田はわざと首を横に振って鼻先で胸をくすぐった。思った以上の柔らかい感触に吉田は思わず着物ごと少し食んだ。
「アカン!それはアカン!それ以上はアカンっ!!」
「ねぇもうちょっと可愛い声で喘ぐとか出来ない?」
流石に興が削がれるわと身を剥して呆れた顔で三津を見下ろした。
「酷い……。」
いきなりこんな事されて何故文句を言われなければいけないんだ。目を潤ませ唇を噛み締め悔しさを顕にした。
「……ごめん悪かった。」
吉田は三津を引っ張り起こして謝りながら不貞腐れる三津の機嫌を取ろうと頭を撫でた。
「そろそろ戻るわ。少しの間顔が見られないのは名残惜しいけど。見送ってくれる?」
最後にまた甘えた声で顔を覗き込まれて三津は不覚にもドキッとした。ようやく気付いたがぐいぐい来る吉田よりも少し弱った吉田には心を鷲掴みにされるようだ。玄関まで見送りに来た途端に吉田が何だか今生の別れのような雰囲気を醸し出した。
「来世こそは娶るから。」
「来世ってなんですか。何でそんな事言うの。」
すでに不安なのにそれを増幅させないで欲しい。吉田は悪びれる様子もなく,じゃあ今から嫁に来る?と冗談を言う。
「無茶せんとってって言っても今回は無理ですかね……。」
「大丈夫,桂さんには危険な真似させないから。」
「違う!吉田さんも!」
急に声を荒げて怒りだすから吉田は目を見開いた。それから嬉しそうに細めた。
「心配してくれてんの?ありがとう。俺はお前を置いては逝かないよ。約束する。」
恨めしそうな目で見上げてくる三津の顔を両手で挟んで額をコツンとぶつけた。三津がまずいと危険を察知した時にはもう唇は奪われていた。
『長い!長い!』
吉田の胸を叩いて抗議していた所でガラリと玄関の戸が開いた。
「何……してる?」
冷ややかな声を聞いてやっと吉田は三津から唇を離した。三津は吉田の背後に立つ桂の姿を見て血の気が引いた。
「貴方こそ何してるんですか?藩邸抜け出して。」
吉田は平然と振り返り小首を傾げる。
『最悪や……。』
犯行現場を見られたのに桂に喧嘩を売るような言いぐさ。三津はだらだらと冷や汗をかき,体は小刻みに震えた。
「お前こそ私の家で私の三津に何をした?」
「見ての通りでした。じゃあ三津,すぐに片付けて迎えに来るから!」
吉田はそう言い残して桂の横をすり抜けて走って逃げた。すぐに追いかけようとした桂だったが首を横に振って思い直してから三津の方へ詰め寄った。
「小五郎さ……あの,これは……。」
浮気じゃない信じてくれと言いたいとこだが,ばっちり見られて言い訳のしようがない。
真顔で詰め寄った桂は着物の袖でごしごし三津の唇を拭った。
「痛い!痛い!」
擦り切れるんじゃないかってぐらい擦られた後にまたも両手で顔を挟まれた。怖いぐらいの真顔が迫ってきたかと思えば唇を押し当てられ,吸われた。
「ん!?」
いつもの桂らしからぬやり方に動揺が隠せない。おまけに舌まで巧く使われて失神するほどの衝撃。
『刺激が強い!刺激が強い!刺激がっ!』
うっすら目に涙が浮かんできたところでようやく解放された。当然お怒りであろう桂の顔がすぐ目の前に。
「しっしげっ刺激が……。」
混乱を極めた三津の口からはそれしか出てこなかった。